Curriculum 2026 明治学院共通科目ガイドブック
22/80

各外国語紹介食文化に関することばマカロン、ショコラ、ミルフィーユ、マロングラッセ、フィナンシエ、サブレ、タルト、クロワッサン、バゲット、カフェオレ、キッシュ、ラタトゥイユ、グラタン、クレープファッションに関することばその他シュシュ、シニョン、ビジュー、ルージュ、カシュクール、マキアージュ、モード、プレタポルテ、オートクチュール、オードトワレアンケート、エチケット、コンクール、アヴァンチュール、デジャヴー、クレヨン、クーデター、ヴァカンス、マルシェ、サロン、グランプリ20監督のように、いまやフランス語圏全体で映画が新たな活気に満ちています。 そして最後にもちろん、バレエを忘れてはいけません。「太陽王」ルイ14世がバレエの愛好家であったという事実に象徴されるとおり、バレエはもっぱらフランスで発達した芸術であり、その振付用語のほとんどがフランス語です。その他、音楽や演劇など、さまざまな顔を持つフランス芸術の虜となってフランス語を始め、現地に留学して勉強を続ける人も少なくありません。 ここまで、フランス文化の中でも、日本人に馴染みの深いいくつかのものを挙げてきましたが、それでも、フランスやフランス語はやはりなんだか遠い存在に思えるという方もいらっしゃるかもしれません。そこで、次にファッションや食文化など、私たち日本人にとっても非常に身近なところにあるフランス文化について紹介していきたいと思います。まず、日本語でも使うフランス語の言葉の例をいくつか挙げたいと思います。  次 に 絵 画 に つ い て。 フ ラ ン ス 絵 画 と 聞 い て、 マ ネ、 モ ネ、ド ガ、 ル ノ ワ ー ル な ど 日 本 で も 人 気 の 高 い 印 象 派 の フ ラ ンス 人 画 家 の 絵 画 を 思 い 浮 か べ る 方 は 多 い で し ょ う。 ま た、 き込まれること請け合いです。とくに20世紀初頭、「芸術の都」パリが、ピカソやシャガール、モ ディリアーニなど、数多くの画家たちを呼び寄せたことを指摘しておきます。モンマルトルやモンパルナスのカフェやバーにおいて、 熱い芸術論議がかわされたことでしょう。 それから映画についてもひとこと。映画が、19世紀の末にフランスのリュミエール兄弟とともに誕生したということはご存じでしょうか。そして1950年代末にやはりフランスに起こった「ヌーヴェル・ヴァーグ」(新しい波)と呼ばれる運動は、世界中に多大な影響を与えることになりました。また、日本でも人気を博したフランス映画の『アメリ』や『最強のふたり』を思い出す人もいるでしょう。『アメリ』で主演を務め国民的女優となったオドレイ・トトゥをはじめ、マリオン・コティヤール(『エディット・ピアフ』)やレア・セドゥ(『美女と野獣』)など、日本でもよく知られたフランス人女優が数多く活躍しています。また、性的マイノリティの心情を繊細に描くカナダ出身のグザヴィエ・ドラン監督(『たかが世界の終わり』)や、現代社会における「レ・ミゼラブル」を描いたマリ出身のラジ・リファッション、食文化の言語

元のページ  ../index.html#22

このブックを見る