CURRICULUM2026明治学院共通科目ガイドブック各外国語紹介各外国語紹介 ドイツ語は、ヨーロッパの中心に位置するドイツをはじめ、オーストリア、スイスなどで公用語となっている言葉です。歴史的には英語と兄弟関係にある言葉で、英語と比較しながら勉強してゆくことができます。発音は英語よりも規則的で、むしろやさしいといえます。ぜひドイツ語を勉強して、ドイツ語圏の世界へ飛び込んでいってください! そこには、グリム童話に代表される自然と幻想に満ちた文学、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンに代表される音楽、バイエルン・ミュンヘンに代表されるサッカー、ベンツやフォルクスワーゲンに代表される自動車など、日本ともかかわりの多い奥深い文化が待っているはずです。ドイツ語圏23ドイツ語とは 新入生のみなさん! 明治学院大学の選択必修科目である初習外国語で、ドイツ語をとってみませんか?ドイツ語は、ドイツだけで使われているわけではありません。ドイツ以外でも、オーストリア、スイス、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、ベルギーでも公用語として使われており、EU(ヨーロッパ連合)内でもっとも母国語人口の多い言葉です。ヨーロッパ文化を理解するうえで、ドイツ語は避けて通ることができない言葉であるといっても言い過ぎではないほどです。 ドイツ語は、インド=ヨーロッパ語族のなかのゲルマン語群に属しています。ゲルマン語郡にはドイツ語のほかに、英語、オランダ語、デンマーク語、スウェーデン語、ノルウェー語などがあります。つまりドイツ語は、みなさんがすでに勉強している英語と親戚関係にある言葉なのです。ドイツ語と英語は二千年前まで同一言語であったと考えられています。英語との類似は、今日でもさまざまな観点からみてとることができます。単語のレヴェルではたとえば、英語のgoはドイツ語でgehen、comeはkommen、haveはhabenです。前置詞をみてみると英語のinはドイツ語でもin、toはzu、underはunterです。英語で現在完了形を作るときにはhaveと過去分詞を使いますが、ドイツ語でもhabenと過去分詞を使います。このようなドイツ語と英語の類似性から、ふたつの外国語を比較しながら勉強してゆくことができるのです。 もちろん似ている点ばかりではありません。ドイツ語には英語には存在しないさまざまな要素があり、文法規則は英語よりも複雑であるといえるかもしれません。しかしその分、発音は英語よりも規則的で、基本的にローマ字読みに近いため、英語よりも楽です。日本人の舌と口でも勇気をもって発音すれば、どんどん通じるものです。ぜひ明治学院大学でドイツ語を勉強して、ドイツ語圏を旅してみてください!あとで詳しく説明しますが、明治学院大学には複数のドイツの大学との協定があり、短期および長期の留学プログラムが用意されていますよ。HabtihrLustaufDeutsch? さあ、ドイツ語をやってみよう!ドイツ語Deutsch
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