CURRICULUM2026明治学院共通科目ガイドブック各外国語紹介自転車レーンハンブルク夕景27明治学院大学のドイツ語環境問題 ドイツはエコロジーの先進国です。廃棄物の分別回収と再 利用にかんしては1990年代からとりくみがはじまっていて、日本よりもずっと進んでいるといえます。廃棄物の発生そのものを避ける政策もあります。たとえばドイツでスーパーへ買い物に行くときは必ずマイ・バッグを持ってゆかなければなりません。ビニール袋が有料になっているからです。2000年ころか らは飲料容器のデポジット制度が導入されました。ビンやペット・ボトルに預託金をかけて回収と再利用をさらに強化し、貴重な資源を大切に使うことが目的です。 環境都市として有名なのはドイツ南西の街フライブルクです。フライブルクは、大気汚染対策としてクルマ依存社会からの脱却をめざし、路面電車などの公共交通と自転車の利用を推進しています。市街地への自動車の乗り入れを制限して、路面電車と自転車を利用することを推奨しているのです。南ドイツは総じて自転車にやさしい社会で、自転車専用のレーンや信号が設置されている道路がたくさんあります。フライブルクはまた、自然エネルギーである太陽光発電の普及を積極的に進めています。現在フライブルクは、ドイツにおける太陽光発電の重要な開発・生産拠点となっています。ているドレスデン工科大学への短期留学の参加を想定しています。この短期留学では夏休みの約 3 週間、ドイツ語を学ぶために世界中からドイツに集まっている様々な国の学生たちと一緒にドイツ語を勉強します。初めてドイツで暮らす外国人学生のために十分配慮されたプログラムです。さらにハンブルク大学またはトリーア大学での約 1 年間の長期留学に挑戦することもできます。毎年、ドイツ語圏の短期留学、長期留学では数名の学生がこの制度を利用しています。ハンザ同盟で知られる商業都市ハンブルク、文化の香り高い旧ザクセン王国の首都ドレスデン、ドイツという国よりも長い歴史があるローマ都市のトリーア、いずれも特色はまちまちながら、ドイツならではの魅力を備えた町です。これらの地で生活しながら勉強することは、一生の宝のような貴重な経験になるに違いありません。 最後に明治学院大学のドイツ語科目を紹介します。明治学院大学では、選択必修科目の「ドイツ語 1 」と「ドイツ語 2 」で、それぞれ文法を中心とした授業とコミュニケーションを中心とした授業を受けます。そのほかにも選択科目として中級の「ドイツ語研究 1 」と「ドイツ語研究 2 」( 2 年生以上)、上級の「ドイツ語研究 3 」( 3 年生以上)、 会話力の向上をめざす「ドイツ語演習初級」(1年生から)と「ドイツ語演習中級」(2年生以上)があります。特に「ドイツ語演習」は、明治学院大学と協定し
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