各外国語紹介上：ショーロンポーの老舗 下：上海の観光名所豫園30＜グローバル化が進む中での必須言語＞ グローバル化が急速に進むなか、日本への注目は高まっています。日本国内でも複言語能力を持つ人材へのニーズが確実に増えています。例えば、近年の中国人観光客の急増は、中国語人材に対する需要が大きくなることを容易に想像させてくれます。実際に、皆さんの先輩の中には、接客のアルバイトをしている時、中国語を話すお客さんと接してもうまくコミュニケーションができず、「もっと中国語が話せれば、スムーズに対応できたのになぁ」と口惜しがっている学生が珍しくありません。また、社会人になってから仕事で中国語が必要になり、休日に中国語のテキストと格闘しながら「大学で中国語を履修しておけばよかったなぁ」と後悔している人もいます。「備えあれば憂いなし」ということわざがあるように、今から中国語に取り組み、基礎を身につけておけば、将来役立てられる場面がたくさんある、そんな時代になっているのです。 外国語を勉強する上でネイティブ学生と交流するのは、効果的なだけでなく刺激的で楽しい学習方法です。現在、明治学院大学には中国語圏からの留学生が留学生全体の８割以上を占めます。彼らは皆さんと同世代で、日本についてたくさんのことを知りたいと思っていますし、日本人学生との交流も望んでいます。ぜひ積極的に同じ大学で学ぶ中国語圏の留学生に中国語で話しかけてみましょう。「中文会話倶楽部」という誰もが参加できる中国語学習・交流の場も昼休みに設けられています。 「中国語は将来役に立ちそうだから選択してみようかなぁ。でも勉強は難しいんじゃないかなぁ」――そう迷っているあなたには、中国語を学ぶ上で日本語話者が世界でもっとも有利な条件を備えていることを知ってほしいと思います。非漢字圏の学習者にとって、数千字もの漢字を覚えることがまず大きな壁です。しかし、皆さんはその点ではほとんど苦労はありません。普段から漢字を使っているのは、世界でも日本語話者だけです！ もちろん、別の難しさもあります。漢字の意味は分かっても「発音」がかなり違いますし、日本語にはない「そり舌音（zh、ch、sh、r）」などには苦戦するかもしれません。 以下では、中国語学習をイメージしてもらうために、いくつかのポイントを紹介しておきましょう。Ⅱ 中国語を学ぶポイントとは？
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