Curriculum 2026 明治学院共通科目ガイドブック
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選択科目の紹介選択科目の紹介66●履修手続きより初歩的な「アカデミック・ライティングの基礎」も、この授業の重要な目的のひとつです。また段落構成法や引用作法などのスキルについては、独自教科書『アカデミック・ライティング・ハンドブック』をもちいた講義で説明します。一学期の授業の構成については、シラバスをご覧ください。 以上の説明は、すべての学部学科で選択科目となる「アカデミック・ライティング演習 1 」に関するものです。この科目の履修手続きは下記のとおり特殊ですので、入学後の「共通科目ガイダンス」や教養教育センターウェブサイトでの説明をよく理解し、それぞれ必要な手続きをとってください。 「アカデミック・ライティング演習 1 」は、春学期・秋学期の開講クラスともに、早ければ 4 月の「共通科目ガイダンス」当日中に申込みを締めきり、抽選により履修者を決定しています(申込み時期と方法が変わる場合はガイダンスの手びきで説明します)。事前に時間割をよく確認し、自分の学科の必修科目と重複しない曜時限を完全に把握しておいてください。「アカデミック・ライティングの基礎」と「アカデミック・ライティング演習 1 」では、いったん履修登録した学生の自己都合による取り消しは認めません。「とりあえず抽選だけ申込んでみる」「一度授業に出てから考える」というやり方は、切実に履修を希望しながら抽選に漏れた学生に大きな不利益をもたらします。また出席・提出物ゼロでも成績証明書には「D」と明記されます。なお、欠席や課題未提出の回数などから履修の継続が困難と判断されるばあい、一定の基準のもとに履修を打ち切らせ、単位を認めないことがあります。授業の内容としくみをよく理解してから申込んでください。 論証型レポートの書き方は身につけたいが、いきなりレポート課題に取り組むのは不安かな…という一年次生に奨めたいのが、レポート課題や添削指導のないより初歩的な内容の科目「アカデミック・ライティングの基礎」です。「アカデミック・ライティング演習 1 」とおなじ教科書を用いて、論証型レポートの 4 つの基礎的スキルをまず知識として伝える、中規模教室(定員75名)での講義型、一学期完結( 2 単位)の科目です。作文や感想文との違いをはじめとする論証型レポートに欠かせない考え方や、引用・出典表示・注のつけ方などの基本的な作法を、具体例をまじえて説明し、ワークシートを用いて理解を確かめ、ほぼ毎回おこなう小テストにより評価します。添削指導がないぶん負担は軽いはずですが、スキルの定着や大きめの論文執筆をめざすなら、さらに「アカデミック・ライティング演習 1 」を履修することを奨めます。

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