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30を担当に、『Deutsch am Dienstag』(火曜日のドイツ語)と題した新しいプログラムの実施を試みた。Müller氏はドイツのトリーア大学英文学科の3年生であり、2022年度の秋学期から本学で交換留学生として勉強をしている。『Deutsch am Dienstag』は毎週火曜日の昼休みに全10回開催し、完全対面形式の実施となった。参加者は1回あたり平均して2名程度で、主に1年生の学生であった。参加した学生は積極的にMüller氏とドイツ語で会話し、楽しく和やかな交流の場になったようである。2.3 スペイン語部門:大森洋子 スペイン語では、Francisco GARZÓN先生を講師に、Tertuliaと名付けて、会話実践の時間を設定し、春学期オンライン、秋学期対面で行った。 自律的な学習をより効果的に行えるオンラインコース、セルバンテス文化センターが開設しているAVEglobalは、今年度も利用している。 オンラインコース:今まではそれぞれがDELE受験や将来の留学、さらには一定期間の現地での語学研修を経て、そこで得たスキルの維持等を考えての申し込みが目立っていたが、留学の実現の可能性が見えてこない現状では、応募者の減少が目立った。学習期間は長くなった一方で、定期的なチェックをしないと学生が自律的に学習できているかが把握できないこと、また時に学習を促したとしても、一方的な呼びかけであるためなかなか実情を掴めない点があり、さらに工夫が必要である。 会話スペース:春学期のオンラインは参加者ゼロのセッションが多かったが、秋学期は毎回何人かの、そして目的を持って参加した学生が見られたが、そのような学生が減少している。今後、時機にあったスペイン語圏のテーマを取り上げて、映像等を使ってスペインについての情報を共有することで、スペイン語圏への興味をかき立て、学習のモティベーションアップにつなげる工夫を続けたり、より学生が参加しやすい方法を考察したりして、さらに活発なスペースになるように努力を続けたい。2.4 中国語部門:日高知恵実 2022年度ランゲージラウンジ(中国語部門)「中文会話倶楽部」は、4名の中国人留学生スタッフが中心となり、さらに教員である日高がサポート役に入る形で運営をおこなった。開催日は毎週月曜日のお昼休みとし、春学期は4月25日から7月18日まで全13回、秋学期は10月3日から1月16日まで全11回実施した。開催形態は、春学期はWeb会議ツール(Zoom)による完全オンラインであったが、秋学期は通常授業が原則対面となったため、参加を希望する学生の需要にこたえるべく、Zoomと対面(横浜校舎10号館1032教室)のハイブリッド形式とした。 毎回の活動では、中国の言語文化に関する様々なテーマを設定した。テーマは音楽、ドラマ・映画、飲食、ファッション、学校生活、交通事情など多岐にわたった。担当の留学生スタッフが自作のスライドやYoutubeの映像を使ってそれらを紹介し、日本人学生は発表を聞いて言語文化に対する理

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