研究所概要報告月例研究報告ランゲージラウンジ活動報告語学検定講座報告公開講座研究プロジェクト報告研究業績32The Annual Report of the MGU Institute for Liberal Artsれらはノイシュヴァンシュタイン城、ドイツに住む外国人、ドイツの東西分断などをテーマにした動画であり、日本語音声によるもの、または日本語字幕付きのものを利用した。 12月のランゲージラウンジはクリスマスシーズンに着目し、冬休み直前の講座ではドイツの伝統である「ヴィヒテルン」を行なった。参加者たちはお祭り気分で小さなプレゼントを贈り合った。 ランゲージラウンジはリラックスしたフレンドリーな雰囲気の中で行われた。通常の授業以外でドイツやドイツ語を知るためのよい機会となり、歴史、音楽、日常生活などドイツ語圏の文化に興味を持っている学生たちが交流できる場となった。2.3 スペイン語部門:大森洋子 スペイン語では、昨年に引き続きオンラインコースを行うとともに、Francisco GARZÓN先生を講師に、Tertuliaと名付けて、会話実践の時間も設定した。 自律的な学習をより効果的に行えるオンラインコース、セルバンテス文化センターが開設しているAVEglobalは、今年度も利用した。 オンラインコース:今まではそれぞれがDELE受験や将来の留学、さらには一定期間の現地での語学研修を経て、そこで得たスキルの維持等を考えての申し込みが目立っていたが、留学の実現の可能性が見えてこない現状では、応募者の減少が目立った。学習期間は長くなった一方で、定期的なチェックをしないと学生が自律的に学習できているかが把握できないこと、また時に学習を促したとしても、一方的な呼びかけであるためなかなか実情を掴めない点があり、さらに工夫が必要である。 一方、会話スペース(Tertulia)は、今年度も35分程度のセッションが続いた。今年度の特徴としては、具体的な目標をもった学生の参加が多かったが、そのような学生が減少しているためか、参加者が少なくなったようである。しかしながら、時機にあったスペインのテーマを取り上げて、映像等を使ってスペインについての情報を共有することで、スペイン語圏への興味をかき立て、学習のモティベーションアップにはつながっていると言える。次年度については、より学生が参加しやすい方法を考えて、より活発なスペースになるように努力を続けたい。2.4 中国語部門:日高知恵実 2023年度ランゲージラウンジ(中国語部門)「中文会話倶楽部」は、中国や台湾の留学生スタッフ5名が中心となり、さらに教員である日高がサポート役に入る形で運営をおこなった。開催日は毎週木曜日のお昼休みとし、春学期は4月20日から7月13日まで、秋学期は10月5日から1月11日までそれぞれ12回、計24回実施した。開催形態は対面(横浜校舎6号館646教室)とした。一方で、白金校舎を拠点とする学生の都合などを考慮し、Web会議ツール(Zoom)も用意したところ、少数ではあるもののアクセスがあり、参加を希望する学生の需要に応えることができた。
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