研究所概要報告月例研究報告ランゲージラウンジ活動報告公開講座語学検定講座報告研究プロジェクト報告研究業績39The Annual Report of the MGU Institute for Liberal Arts オンデマンド型という形式のため、授業前にあらかじめ過去問のみを公開し、各自動画の公開前に解いておくようにアナウンスした。授業日には授業動画と、そこでWordで作成した板書に解答を添えたものをPDFで公開した。4級は3級に比べて、頻出する表現が決まっているため、適宜必要に応じて更に古い過去問からも抜粋し、学習事項の定着に努めた。 登録者は8名で、コンスタントに参加したのは3名だった。なお、動画公開後1週間以内に閲覧した学生の数を、出席者数として計算している。スペイン語部門:大森洋子 スペイン語DELE準備講座は、春学期は中止、夏休みの文法編、会話編からのスタートとなった。講師の先生と連絡をとりながら、こちらはZoomを使って行った。さらに、DELEと目的を同じとしながら、パソコン受験が可能で、年間の受験チャンスが多いSIELEの準備にも適する講座として開講している。1.募集に際して オンライン講座となったため、まず学習歴があることを条件に募集を行った。教室での講座の場合には、学生の学習状況を細かく観察できるために、意欲のある学生については学習を始めたばかりの学生も対象にしたが、今回は、1年以上の学習歴をもつ学習者に限った。応募者は、具体的に11月、または次年度の5月のDELEの試験を受けようというような意欲的な学習者が多く、DELE試験についての知名度が上がってきたことを実感した。しかしながら、やはり、オンラインでの広報の仕方に限界があるのか、申込者数の減少が見られた。 夏休みの授業では、5日のコースであり、レベルが目的とあっていない学生もいて、最後は2、3人の出席になってしまったが、それでも具体的な目的をもった学生が熱心に授業に臨んでいたという報告を受けている。 秋学期についても、オンラインで講座を行ったため、普段は横浜開講のために白金で授業を受けている学生の受講が難しかったが、今回はその問題が解消した。さらに、水曜日でいろいろなイベントもある中で、11月のDELE試験まで、講座をうまく活用した学生も見受けられた。2.講座内容について オンライン講座での問題点として指摘されていた教材の配布等であった。manabaを利用して行ったが、manabaに載せる教材が不鮮明で学習しにくいなどの問題を解決されつつあると言える。 今回は、講師もZoomによるオンライン授業にも慣れたことで、スムーズに講座は進められたようである。
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