HTML5 Webook
58/86

研究所概要月例研究報告ランゲージラウンジ活動報告語学検定講座報告研究プロジェクト報告研究業績54The Annual Report of the MGU Institute for Liberal Artsという充実感とともにこれからも頑張りたいというモチベーションの向上にもつながったと思う。 一方では、学生の韓国語への学習意欲を高め、登録者数を最後まで維持できるように取り組むことが課題として残されている。今後は、この点を視野に入れ、より良い授業運営の仕組みについてしっかり工夫していきたい。2.6 フランス語部門:塩谷祐人 2024年度ランゲージラウンジ(フランス語部門)Pause Caféは、昨年度に引き続き、本学非常勤講師の勝山絵深氏にご担当いただいた。開催方法は、昨年に続き毎週月曜日にmanaba上でフランス文化に関するコンテンツやフランス語の学習に役立つコンテンツを配信したが、加えて今年度は、月に一度の対面での開催も行うことができた。 約80名ほどの学生が登録しており、一定以上の需要があることが窺える。なお依然としてフランス文学科と国際学科の学生の比率が高いものの、例年よりも偏りが少ない印象を受けた。英文学科や芸術学科の学生をはじめ、さまざまな学科の学生が登録しており、多くの学生に対して開かれた場所となっている点は、本活動の目的に適った運用がなされていると言えるであろう。 しかしながら、登録者数に比して閲覧者数が少ないのが大きな課題となっている。また回を重ねるうちに閲覧者数が少なくなっていく傾向にあるため、より持続的な参加や閲覧が望めるよう工夫をしていきたい。 配信内容に関しては、学生の反応からすると、文法の解説などよりも文化面、あるいは勉強方法に特化したコンテンツの方に需要があると推察できる。対面開催に関しては、授業で理解が不十分だった箇所を直接質問できる機会にもなり、一部の学生は毎回参加するほどであった。また過去に参加した学生からは、またやってほしいというリクエストもあった。一方、参加した学生には好評ではあったが、メンバーが固定化し、参加者も多くないという問題点もある。学生によれば、昼休みは友達との昼食や部活動などに忙しく、昼の開催には集まれないということがあるようである。参加者のレベルの違いや、毎回参加する人がいるわけではないという点も考えると、会話やコミュニケーションなどの練習がしづらいという課題も残った。 ただし対面での開催は時間的な制約やキャンパスによる制約があるものの、やはり学生からはフランス語によるコミュニケーションなど実践的なものに対する要望が強いことも確かである。特にフランス文学科以外の上級生(3、4年)に関しては、フランス語の授業が少ない、または無いということから、当ランゲージラウンジにおいてフランス語を使う機会を望む声も多い。それゆえ白金キャンパスで会話、戸塚キャンパスで文法など、担当者を増やして隔週で分担する方法やフランス語ネイティブとの分担という方法も模索していきたい。 なお、過去に登録していた学生が何度も、あるいは1年、2年あけて再登録しているという事例もあり、閲覧数が少なくなっていく傾向にあるとはいえ、毎回、5〜10名程度はかかさず見ている

元のページ  ../index.html#58

このブックを見る