研究所概要月例研究報告ランゲージラウンジ活動報告語学検定講座報告研究プロジェクト報告研究業績57The Annual Report of the MGU Institute for Liberal Artsき、外国語を学ぶモチベーションの向上が見られたように思われる。 また発表のための練習の場として、各言語がそれぞれの形でランゲージラウンジでの指導や特別教室、留学生よる指導の手配などを行い、学生たちに学びの場を提供できたことも成果のひとつであると言える。参加した学生たちのみならず、指導にあたった教員にも学びの機会となったようであり、コンテスト後のランゲージラウンジが活発になったとの声も寄せられている。加えて、言語によっては留学生との交流の機会ともなり、双方の学生にとって今後の学生生活に大きなプラスになることが期待される。 さらにコンテストの司会は本学の留学生にお願いしたが、当学生にとっても普段とは異なる日本語実践の場を設けることができたように思われる。 開催後のアンケートでは、発表を聞いて新たに別の言語も学んでみたいと思ったという意見も、数名ではあるが寄せられた。今後のために 当日の様子や参加した学生の反応からすれば、まずは第1回目の開催としては成功と言っていい成果が得られたように思う。熱心に準備に取り組み、工夫を凝らして発表に臨む学生たちの姿が見られるのは、われわれ教員としても大きな喜びとなった。したがって、今後も継続しての開催を検討していく。 ただし、既習生の扱いや採点基準、当日の時間配分などに関しては検討の余地があり、今後コンテストをより良いものにしていくために、引き続き初習外国語部門で協力して改善と運営を行っていきたい。 第1回目となる本企画の開催実現のために、福山勝也センター長をはじめ、教養教育センターの教学補佐さん、国際センターの職員さん、留学生、宗教部のスタッフの方たち、審査員やランゲージラウンジでの指導を務めてくださった非常勤の先生、アドバイスをくださった他部会の先生などから多くのご協力を頂いた。この場を借りて、心よりお礼を申し上げたい。またご挨拶をいただいた鵜殿先生、ご講演くださった水口先生にも合わせて厚く感謝を申し上げたい。
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