研究所概要月例研究報告ランゲージラウンジ活動報告語学検定講座報告研究プロジェクト報告研究業績61The Annual Report of the MGU Institute for Liberal Artsドイツ語部門:コンスタンティネスク チェザル 2024年度のドイツ語検定3級対策講座は、春学期中に全8回、横浜キャンパスにて内田賢太郎氏(本学非常勤講師)が行った。登録者は6名で、その内対面希望者が1名、Zoomでの参加希望者が1名おり、残り4名はオンデマンド型の参加を希望した。教室で講座を行い、それをリアルタイムで配信するものを、そのままオンデマンド型の教材として併用しても、あまり理解の助けにはならなかろうと考え、時間はかかるものの、オンデマンド用の動画は別途制作した。 講座の内容としては、1回で大問1つの対策を行うことを目安に、前半はその問題の傾向と対策、文法事項の復習や確認を行い、後半は直近2回分の過去問を解き、解説を行った。前半で用いる資料および過去問は、事前にmanabaにアップロードし、各自講座前に目を通すことを推奨した。また授業後には、板書や時間内では扱いきれなかった問題の解説、過去問の解答を添えたファイルを作成しアップロードし、復習を繰り返し行うことを促した。 3級の問題で頻出するイディオム表現はこのファイルに記したが、検定試験では語彙力がどうしても教科書以上に求められる。そのため単語帳を自分で買って、試験に向けて繰り返し読んで、できるだけ多くの単語、表現を覚えてゆくことの重要性を強調した。 参加者の内、受験が確認されたのは1名で、合格した。受験しようと思っていたが、出願期間を勘違いしており、冬の受験に切り替えることを決めた参加者も1名いたため、アナウンスの必要性も感じた。 4級対策講座は秋学期に全8回で行った。登録者全員が対面での参加が不可能だったため、オンデマンド配信で行った。形式はおおむね3級と同様、前半で問題の傾向と対策、文法事項の確認を行い、後半で直近2〜3回分の過去問を解説し、学習すべきポイントを明らかにしていった。 オンデマンド型という形式のため、授業前にあらかじめ過去問のみを公開し、各自動画の公開前に解いておくようにアナウンスした。授業日には授業動画と、そこでWordで作成した板書に解答を添えたものをPDFで公開した。4級は3級に比べて、頻出する表現が決まっているため、適宜必要に応じて更に古い過去問からも抜粋し、学習事項の定着に努めた。登録者は2名で、2名共に最後まで参加した。 今後の課題としては、講座に登録した学生のうち、何名が検定試験を受け、また何名が合格したかの把握である。例年伝えるように言ってはいるが、反応は芳しくない。アンケート機能を使いつつ、把握に努めたい。なお、昨年度4級の講座を受けていた学生が、今年度の夏の試験で合格した旨を伝えてくるケースもあった。スペイン語部門:大森洋子 スペイン語DELE準備講座は、通常通りの募集で行った。講師の先生との連絡をとりながら今年度はZoomによるオンライン講座、及びハイブリッド、春季集中コースでは対面(白金)で行うこととした。
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