研究所概要月例研究報告ランゲージラウンジ活動報告語学検定講座報告研究プロジェクト報告研究業績63The Annual Report of the MGU Institute for Liberal Arts■参加者の特徴と学習内容 TOPIK講座に参加した学生には、初習外国語として韓国語を学ぶ学生はもちろん、韓国語以外の言語を学んでいる学生もいた。また、実際TOPIK試験を向けて準備する学生と、趣味として韓国語に接してみたいという学生も参加していた。 TOPOIK I-1級、TOPOIK I-2級、TOPIKⅡクラス共に、過去問題や対策問題、特に聴解と筆記問題に取り組んだ。各クラスに参加する学生のレベルが様々であるため、担当講師は学生の学習能力に合わせ、必要な語彙や文法事項を簡単に触れた後、過去問を解くなどの工夫をした。また、manabaを活用し、学習した内容や次回の内容を知らせ、欠席した学生がやめることなく持続的に学習できるよう働きかけた。■学生の反応と成果 TOPIKクラスは、 参加人数がそれほど多くはなかったものの、参加する学生のうちには何年間続けて受けてきた学生がいたり、独学で試験勉強をして参加した学生がいたりするなど、学習意欲が非常に高い学生が受講していたと考えられる。担当講師からも、正規科目でもないにもかかわらず、参加した学生が皆積極的な態度で授業に臨んでくれてとても良かったとの声があった。一方で、クラスによっては、レベルのばらつきのため、進度が予想外に遅くなることもあり、授業運営について迷うことがあったとの意見も聞かれた。参加した学生からは、「上級レベルの韓国語が学べて良かった」、「オンラインで参加できて助かった」、「問題を解くだけではなく、問題に出てくる文法や語彙で様々な会話ができて楽しかった」という意見が語られた。 上記の学生からの意見を踏まえ、今後も対面とオンライン併用の授業を進めること、試験対策に重きを置きつつも問題と関連する表現を使った会話練習も適切に行うことで、学生の韓国語学習のモチベーションを保つことに取り組んでいきたい。さらに、学内でより積極的にアナウンスをするなど参加人数を増やす方法についても考えていく必要があると思われる。フランス語部門:塩谷祐人■仏検3級対策講座 仏検3級対策講座は、例年通り本学非常勤講師の檜垣嗣子氏にご担当いただき、年2回の検定試験の実施に合わせ、春学期と秋学期に開講した。開講方法も昨年度のやり方を踏襲し、横浜・白金の両キャンパスの学生が参加できるよう、オンラインでのライブ配信とした。開講曜時限を昨年度の水曜4限または5限から金曜5限に変更したが、それに対して学生からの意見は特になかった。ただし、春学期に関してはもう少し早い時期に開講してもらいたいとの意見が寄せられた。 昨年度は録画したものの配信を希望する声もあったが、今年度はそうした意見は出なかった。これは、講座の時間内に収まらない文法解説などを動画で確認できるようにしたことも関係している
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