研究所概要月例研究報告ランゲージラウンジ活動報告語学検定講座報告研究プロジェクト報告研究業績64The Annual Report of the MGU Institute for Liberal Artsと推察できる。こうした補助教材の準備に関しても、今後は検討していきたい。 参加人数は、春学期は事前申込が10名で初回参加者が6名、最終回の試験後の振り返りを除けば毎回5〜6名の参加者がおり、フランス文学科以外の学生の参加が見られたことが特徴となっている。一方、秋学期は6名が登録し、各回の出席者は3名で、昨年度に比べて登録者、参加者が減った。4級・5級対策講座でも同様の現象が見られるため、開講時期や募集時期の再調整が必要であると思われる。なお、秋学期は参加者全員がフランス文学科であったため、それ以外の学部学科の学生に対する告知や説明の仕方も合わせて考えていきたい。 講座の内容は、各回事前に配布した1回分の過去問を解いてもらい、Zoomでその解説を行う形式を踏襲した。時間配分や本番対策の準備としても効果的であり、この方法はほぼ定着したと考えている。また、今年度は解説が終了した問題を講座直後から再度manabaに復習用として掲載したが、これを検定試験直前にまとめて復習する学生も若干名見られた。 学生からのアンケートや反応からすると、参加した学生からの満足度は高いと言え、講座後に合格の報告も受けている。一方、1度も出席しないままの登録者が春秋ともに多かったのは残念であり、またその原因を知る手段がない点も今後の課題となっている。登録から参加までのスムーズな流れを作る方法を考えていきたい。■仏検4級・5級対策講座 昨年度の秋学期からレベルの範囲を拡大した本講座は、今年度もそれを踏襲して4級・5級対策講座として開講した。担当は、昨年に引き続き本学非常勤講師の加藤美季子氏にお願いし、検定試験の実施に合わせ、春・秋学期に各1講座ずつ、月曜5時限目に対面での実施を計画した。 講座の内容は今までの方法を踏襲し、実際の過去問を事前に配布し、それを元に実践的なトレーニングと解説を行う方法をとっているが、これは試験対策としては高い効果が見込めるので引き続き講座の基本的な方法としたい。これに加えて、参加者には各自使用している教科書を持参してもらい、文法項目を説明する際にはそれぞれが授業で学んだことを参照しながら内容を思い出せるように工夫をした。さらに「冠詞」「動詞の活用」「前置詞」など項目別に分けてまとめたプリントを講師が作成して配布し、過去問を解きながら参照できるようにした。 春学期は事前申し込みが10名、初回の参加者は7名で、その後の出席者は2〜3名で推移していった。最後まで出席した学生は1名であったが、当該学生は留学の予定もあり、モチベーションが高かったように思われる。秋学期は申し込みが1名あったものの初回から参加がなく、残念ながら開講中止となった。3級対策講座にも言えることであるが、学暦との関係で告知期間や募集期間が短かったことがその原因の1つであると推察される。 また実際の登録者と参加者の人数に差があり、簡単に休んでしまう傾向も見受けられる。単位外の講座であるためある程度は仕方がないこととはいえ、5限の開講では、バイトや他の授業の課題
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