時は宇宙の誕生とともに生じ、宇宙のある限り続く。一方で、人のみが時の観念を持つことができるので、とくに文学や宗教においては重要なテーマとなってきた。さらに、今日一般的に用いられている太陽暦、あるいは時計の存在が示すように、過去においてもそうであったが、現代社会に生きる私たちも時に縛られている。たとえば、列車の時刻、約束の日時、勤務時間、年金支給開始年齢など。つまり、私たちは生ある限り、時の流れとその縛りから逃れることができない。
古今東西、時に関する言葉は枚挙にいとまがない。「光陰矢の如し」「芸術は長く人生は短し」など。暦もまた、時代の権力者と密接に関係し、権力者の名前が歳月の呼称になったものもある。さらに、世界で話されている言語は全て、過去・現在・未来の時を表すなんらかの形式をもっていることから推して、人と時との深い関係を知ることができる。
そこで今回の公開講座では、様々な視点から時の問題について考えてみたいと思います。
日付 | 講演テーマ | 講演者 | |
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1 | 9月26日(土) | 人生と時~都市、家族、そして地域社会の時間 | 浅川 達人 本学社会学部 |
2 | 10月3日(土) | 宗教における「時」~コヘレトの時とイエスの時 | 永野 茂洋 本学教養教育センター |
3 | 10月10日(土) | 人体と時~加齢に伴う体力とからだの変化 | 森田 恭光 本学教養教育センター |
4 | 10月17日(土) | 体内時計の活用法 | 柴田 重信 早稲田大学教授 |
5 | 10月24日(土) | 文学における「時」の描出~シェイクスピア劇の場合 | 新谷 忠彦 本学文学部 |
開催時間 |
午後1時15分~3時30分 全5回
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募集人数 | 150名 |
会場 | 明治学院大学横浜校舎 5号館 520教室 |
受講料 | 3,500円(全5回分) |
申込期間 | 2009年8月10日(月)~9月14日(月) 消印有効 |
申込方法 |
はがきに、次の事項を明記して下記申込先へお申し込みください。
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申込先 | 〒244-8539 横浜市戸塚区上倉田町1518番地 明治学院大学 総務課横浜庶務係 「明治学院大学公開講座係」 |
問合せ先 | 明治学院大学 横浜校舎 公開講座担当 TEL:045-863-2177/FAX:045-863-2178 E-mail:shomu@mguad.meijigakuin.ac.jp 受付時間:平日9時~11時45分、13時~16時30分 |
受講決定通知は、9月上旬に受講料振込用紙といっしょに郵送予定です。
なお、受講料は、講義初日までにお振込みください。