明治学院の創設者ヘボンをはじめとする宣教師たちは、故国を遠く離れた日本の地で、伝道、医療、教育を通して人々に仕えることを目指しました。その姿勢に学ぶべく、本学が聖書に由来することば Do for Others 「他者への貢献」を教育理念としています。聖書では「他者」をしばしば「隣人(となりびと)」といいますが、では「他者」、「隣人」とはいったい誰なのか。この問いを一度立ち止まって考えてみようというのが、今回の公開講座の大きな目的です。
「他者への貢献」は美しい響きを持っていますが、具体的な「他者」を思い浮かべようとすると、案外ごく限られた人々しか浮かんでこないかもしれません。本公開講座では、障がい者、様々な理由で親と一緒に暮らせない子どもたち、高齢者、「外国人」にそれぞれかかわり続けている講師を通して、抽象的ではない「他者」、見過ごしてしまいがちな「隣人」を見出し、それらの人々と共に生きるために私たちがなすべきことを考えたいと思います。
講義日 | 講演テーマ | 講演者 | |
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1 | 10月6日(土) | 共に生きられる社会をつくる | 阿部 浩己 明治学院大学国際学部教授 |
2 | 10月13日(土) | 津久井やまゆり園事件が問いかけるもの:優生思想に抗して | 渋谷 治巳 一般社団法人 REAVA理事長 |
3 | 10月20日(土) | みんなで生きる -賀川豊彦とボランティア- |
加山 久夫 明治学院大学名誉教授 明治学院大学ボランティアセンター初代センター長 |
4 | 10月27日(土) | 高齢者の貧困と社会的孤立 -孤立している隣人の現実- |
河合 克義 明治学院大学名誉教授 学長特別補佐 |
5 | 11月3日(土) |
隣に住む「外国人」 |
長谷部 美佳 明治学院大学教養教育センター准教授 |
6 | 11月10日(土) | 子どもにとって「隣る人」とは? | 菅原 哲男 児童養護施設 光の子どもの家 元理事長 |
詳細はパンフレットをご覧ください
期間 | 2018年10月6日~11月10日 13:30~15:30 毎土曜日 全6回 |
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会場 |
明治学院大学横浜キャンパス 10号館1021教室
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問合せ先 | 明治学院大学 総合企画室(社会連携課) TEL:03-5421-5247/FAX:03-5421-5387 受付時間:平日のみ 9:30~12:00/12:45~16:00 |